脳神経外科

脳神経外科では、脳神経外科一般(頭部のケガ、脳卒中、脳腫瘍など)を中心に診療しています。 また、地域の病院として神経内科的な疾患(頭痛、ものわすれ、パーキンソン病など)も外来では診療範囲に入れています。

救急患者診療体制

平成17年8月に救命救急センターが開設されました。 救急患者の初診は、救急担当医があたりますが、脳外科に関連のある疾患であれば、脳外科医と連携し、24時間診療できるように努力しています。 必要な場合は、緊急で頭部CT、MRI検査や脳血管撮影を行うことができます。

疾患別治療方針など

疾患別治療方針

1. 脳卒中

早期診断、早期治療をモットーに治療を行っています。

  1. 脳梗塞に対して、積極的に急性期血栓溶解療法(tPA治療)、血栓回収療法、血栓溶解治療、血管拡張術、外科的治療を行っています。
  2. 脳内出血については、状態に応じ開頭血腫除去、定位血腫吸引を行います。
  3. くも膜下出血については脳動脈瘤ネッククリッピング術、動脈瘤のタイプによっては コイル塞栓術を選択します(コイル塞栓術は血管内手術専門医)。
2. 頭部外傷

脳卒中同様、早期診断、早期治療が必要です。 迅速な初期治療を行い、必要があれば緊急での手術を行います。

3. 脳腫瘍

以前は外科的治療(手術治療)、化学療養に限られていましたが、 平成27年からは放射線治療も可能になり、悪性脳腫瘍にも症例によって対応できるようになりました。 定位放射線治療(γ-ナイフ等)は他院に紹介しています。下垂体腫瘍、聴神経腫瘍については大学病院に紹介する方針をとっています。

4. 三叉神経痛、顔面痙攣

微小血管減圧術を行います。顔面痙攣についてはボトックス治療も行います。

5. 神経内科的疾患

パーキンソン病については多くの患者さんが外来で投薬治療を行っています。 外科的手術の適応がある場合には手術可能な施設へ紹介します。 診察困難な神経内科的疾患は神経内科専門医のいる施設へ紹介します。

6. てんかん

脳波、MRIなどの画像検査、聞き取り調査などで、てんかんのタイプを診断し タイプに応じた抗痙攣剤の投薬を行います。
 月1回第3水曜日の午後から、てんかん専門医の診察を行ています。

 
7. 認知症

単なる物忘れなのか、治療の必要な認知症なのか、治療で治る症状なのかを様々な検査を用い診断します(MRI、血液検査、脳波、脳血流シンチの依頼)。 検査結果に応じ治療を行っていきます。

   
8. 脳卒中後遺症後の上肢、下肢の痙縮

顔面痙攣の治療と同様にボトックス治療を行います。 この治療は平成23年秋から開始しました。

その他の治療方針

  1. 急性期病院の役割を果たすために、リハビリテーションは早期に専門病院に転医して継続していただく方針です。
  2. 木曜日は特殊外来として、パーキンソン病など神経疾患外来を行っています。
  3. 外来では、自宅での血圧測定、運動療法などを指導して予防的治療にも力をいれています。
  4. 内科などの他科と連携を密にし、薬剤師・看護師・理学療法士などの各専門職や事務部門などとも密接に協力して、迅速・効率的な診療活動を行っています。

今後の方針

  1. 積極的に開業医の先生方や他の専門病院との連携を進めて、さらに地域医療に関わりたいと考えています。
  2. 可能な範囲で気管切開患者さんなどの在宅医療にも関与したいと考えています。
  3. 脳外科としての専門性を高めて、新しい時代に対応できる地域病院であり続けられるように努力します。
  4. 次の世代には脳外科疾患が少なくなるように、他科とも協力して、高血圧の管理などの予防医学にも努力します。

常勤医師紹介

依田 啓司 脳神経外科一般 日本脳神経外科学会 (脳神経外科専門医)  
三宅 一央 脳神経外科一般 日本脳神経外科学会 (脳神経外科専門医)  

寄付講座

島田 健司 脳神経外科一般 日本脳神経外科学会 (脳神経外科専門医)