循環器内科

当科では、平成30年4月より循環器内科常勤医師が2名から1名(循環器専門医/心血管インターベンション学会専門医)となりました。来年度には増える見込みではございますが、徳島県立中央病院や大学病院の支援のもと、日中における緊急の紹介患者の受け入れや緊急検査および治療に対応可能な体制を維持に努めております。夜間においては可能な範囲での対応とさせて頂いております。
 結果として、外来シフトの調整をさせて頂き、循環器外来は「毎週火曜日は休診。水曜日は紹介のみ」の診察を原則とし、かかりつけ医を介した病診連携に重点を置いた形とさせて頂いております。

急性発症する虚血性心疾患(狭心症や急性心筋梗塞)に対する緊急カテーテル治療のみならず、 肺動脈血栓塞栓症、急性心筋炎、心タンポナーデ、 致死性不整脈(心室細動など)に対してもPCPS(経皮的人工心肺補助)やIABP(経大動脈バルーンポンピング)、 心嚢ドレナージ、一時ペーシング治療などにより対応可能です。

また、難易度が高いとされる冠動脈の慢性完全閉塞病変や下肢の閉塞性動脈硬化症に対しても、 必要に応じた積極的な治療を行っております。

定期のカテーテル検査・治療は火曜日(県立中央病院から応援あり)と木曜日に実施しておりますが、急性期の患者様に対しては緊急で即日対応させて頂いております。

研修施設の指定状況

  • 日本内科学会教育関連病院
  • 日本循環器学会循環器専門医研修関連施設
  • 日本心血管インターベンション学会研修関連施設(H30年度中申請予定)

一般検査

ほとんどが外来で行なえます。

  1. 安静時心電図検査
  2. 運動時心電図検査
    多くの労作性狭心症で安静時心電図検査は正常を呈します。 このため、敢えて狭心症発作を誘発するため、マスター二段階負荷やトレッドミル負荷を行います。
  3. ホルター心電図検査
    小型の心電計を体に装着することにより、不整脈や狭心症の発作をとらえます。通常、24時間近く装着していただきます。
  4. 心臓超音波検査
    超音波を体の外から心臓にあてることにより、心筋や弁の動きを観察したり、血流状態を検査します。 また、より詳しく観察するために胃カメラのような端子を飲んでもらいながら行う心臓超音波検査 (経食道心臓超音波検査) もあります。
  5. CTスキャン検査
    最近は機械の発達により、動いている心臓もCTで効率的に検査を行うことができます。 また、冠動脈病変をCTで検査することが可能になっております。
  6. MRI検査
    CTとちがい、X線を用いません。高精度なMRIを用いると、心筋の状態や動きを見ることもできます。
  7. 上肢・下肢動脈比、血圧脈波
    両手・両足で、同時に血圧を測定し上肢と下肢の血圧比から末梢動脈病変の有無を評価します。 血圧脈波の速度から動脈硬化の定量的評価を行います。
  8. 睡眠時無呼吸検査
    心疾患の危険因子となる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査です。 就寝前にセンサーを鼻孔につけ無呼吸回数、就寝中の体内酸素濃度の変化を評価します。

特殊検査

  1. 心臓カテーテル検査
    冠動脈造影、左室造影、心筋生検、電気生理学的検査、右心カテーテル検査、大動脈造影、末梢血管造影

特殊治療

  1. カテーテルによる治療
    a. 冠動脈インターベーション (風船、ステントによる心臓を養う動脈の拡張と補強)
    b. 末梢血管治療(風船、ステントによる末梢動脈の拡張と補強)
  2. 一時ペーシング、ペースメーカー植え込み術
  3. その他
    IABP、PCPS (心臓の補助循環装置)、ECUM (心不全時の除水)、電気的除細動など