院長挨拶

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 徳島県立三好病院は「誠実で信頼される病院」を目指し、職員がたがいに「信頼」できるチーム創りに取り組んでいます。
 
 例えば、認知症患者さんのための院内デイケア「さぎそう」。2015年現在、65歳以上の患者さんは全入院患者さんの77%に及び、2025年には91%になると想定されています。いまこそ、認知症の患者さんの思いを知り、心の通う、やさしい看護を実践しようと、看護局を中心に多職種が集まって創ってくれました。
 
 また、高齢化に伴う摂食嚥下(飲み込み)障害に対しても、栄養サポートチームを中心に、管理栄養士、認定看護師、言語聴覚士などの多職種が集まり、介護施設やケアマネージャー等と連携しながら、生涯「食べる」ことのできる地域作りを目指しています。
 
 そして、2017年、三好病院は「初期臨床研修プログラム」を上梓し、夏には研修医のマッチングに参加します。「徳島池田(あわいけだ)から始める地域医療」として、徳島西部圏域の公立三病院(三好・半田・三野)、三診療所(木屋平・東西祖谷)がひとつとなって、研修医を育てます。コンセプトは、「病を通して生(活)を診る」。遺伝子や臓器に対する全身だけでなく、体に対する心だけでもない、病に対する生(活)。病を持つひとりの人が、病と共に生きてゆくとはどのような事か。そんな地域に根ざす医療を、全職員で創りたいと思います。
 
 私たちの使命は、徳島県西部圏域の医療を守ること。「フルセットのがん医療」として、手術・化学療法・放射線治療・緩和医療の専門性の高いチームを創ります。「平時より災害時までシームレスな救急医療」として、断らない、迅速で、やさしい救急チームを目指します。そして何よりも、医療が好きで人間が好きな、地域に望まれる医療チームであり続けたいと思います。
 
平成29年1月          

徳島県立三好病院長  住友 正幸