1.がん診療支援センター長挨拶

 

当院は、国のがん拠点病院制度の「地域がん診療病院」として指定されています。それに伴い徳島県西部圏域でも、「フルセットのがん医療」を提供し、がん治療も三好病院に行けば大丈夫だという信頼感の構築に努めております。

「フルセットのがん医療」とは、手術・がん薬物療法(抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など)・放射線治療・緩和ケアが三好病院で行えるということです。そのため、新高層棟の完成を期に、CTやMRIなどを最新機器に更新すると共に、放射線治療装置を新規導入して、緩和ケア病棟も開設しました。以前は、緩和ケアは、一般病棟で主治医と緩和ケアチームが一緒に診療していましたが、新病棟7階には20床(すべて個室)の緩和ケア病棟ができ、より落ち着いた環境でゆったりと療養していただけるようになりました新たに緩和ケア内科外来も開設し、外来、病棟、チームが連携して緩和ケアを提供できる体制になっています。

もちろん新しい三好病院でも、単独では全てのがん患者さんに十分な対応はできませんが、不足している診療機能は徳島県立中央病院とグループを組んで連携することで補い、ほぼ全てのがん患者さんに対応できる体制を整えたことが評価され、「地域がん診療病院」の指定を受けました。徳島県立中央病院とのグループ連携に加え、徳島大学病院とも連携を行って診療しています。

がん診療支援センターとして、がん診療の進歩と共に、多職種の医療チーム(医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・放射線技師・臨床検査技師・ソーシャルワーカー 等)で対応し、院内の各診療科や各部門で行われてきた「がん診療」を横断的に病院全体でとりまとめ支援活動もしております。地域の医療機関の皆様とは地域連携パスを用いて連携し地域に根ざしたがん診療を目標としています。

徳島県立中央病院や徳島大学病院、県内外のがん専門病院などとも連携して、一人ひとりの患者さんの症状に応じた最適最良のがん治療を提供していきたいと思います。

 

令和2年9月

がん診療支援センター長  安藤 勤